【貿易の基本】輸出通関と輸入通関の違いとは?手続きにかかる日数の目安も解説!

Container ship in the harbor in Asia ,

国際貿易を行う上で避けて通れないのが「通関手続き」です。
「海外へモノを送る」「海外からモノを仕入れる」というどちらのシーンでも、日本の税関から許可を得る必要があります。 

しかし、輸出通関輸入通関では、税関がチェックするポイントや手続きの流れ、手続き完了までにかかる日数が大きく異なります。今回は、貿易実務の第一歩として知っておきたい「2つの通関の違い」と「日数の目安」を分かりやすく解説します。


目次

輸出通関と輸入通関の「役割」の違い

どちらも「税関の許可を得る手続き」ですが、その目的が異なります。 

  • 輸出通関(日本から海外へ):
    • 安全保障の維持が主な目的です。
    • 兵器に転用される恐れのある貨物や、法律で規制されている物品が不正に海外へ出ないよう厳しくチェックします。
  • 輸入通関(海外から日本へ):
    • 国内の産業・治安維持税金の徴収が目的です。
    • 日本国内に持ち込んではいけない有害なもの、偽ブランド品などを水際で止めます。また、適切な関税や消費税を計算して国に納める必要があります。

輸出通関と輸入通関の比較表

手続きの主な違いを一覧にまとめました。

項目輸出通関輸入通関
主な審査ポイント外為法などの輸出規制の確認関税・消費税の算出、食品衛生法などの他法令確認
納税の有無原則なし必須(関税・消費税の納付後に許可が下りる)
他法令の絡み経済産業省などの許可証(一部貨物)厚生労働省や植物防疫所などの検査(食品・植物等)

最大の違いは「納税の有無」です。輸入通関では、税金を正しく計算して支払わなければ、貨物を保税地域(倉庫)から引き取ることができません。


通関手続きにかかる「日数・時間」の目安

通関にかかる日数(各書類が準備され、書類の不備が無く、問題点などクリアされている場合)は、貨物を運ぶ手段が「航空便(エアー)」「船便(海上)」かによって大きく変わります。

航空便(エアー)の場合

  • 輸出通関: 約半日~1
  • 輸入通関: 当日~2日程度
  • 特徴: スピード重視の貨物が多いため、書類に不備がなければ非常にスピーディーに許可が下ります。

船便(海上)の場合

  • 輸出通関: 1日~3
  • 輸入通関: 2日~4
  • 特徴: 大量の貨物を一度に扱うため、港での荷役作業(コンテナの搬入など)に時間がかかります。さらに輸入の場合は、税関の審査も航空便より慎重に行われる傾向があります。

手続きが長引いてしまう「3つの原因」

「目安の日数を過ぎても許可が出ない」という場合、以下の原因が考えられます。

  • 書類の不備・内容の矛盾:
    • インボイス(仕入書)と実際の貨物の数量・重量が一致しない場合、税関から確認が入るためストップします。
  • 税関による「貨物検査」の実施:
    • 書類審査だけでなく、実際にコンテナを開けて中身を確認する「税関検査」に指定されると、半日~1日以上日数が延びます。検査の種類に寄り、日数や時間は変わります。
  • 他法令の手続き(輸入):
    • 食品、化粧品、医療関連品、植物、化学物質などは、税関申告の前に専門の検疫所や省庁への申請(他法令手続き)が必要になり、その審査に数日かかることがあります。

スムーズな通関には事前の準備が不可欠!

輸出通関と輸入通関は、どちらも国際ビジネスを支える重要な手続きです。
スケジュール通りに貨物を届けるためには、「正しい書類の作成」「スケジュールに余裕を持った段取り」が欠かせません。

「初めての商材で、どんな規制があるか分からない」「できるだけ早く通関を終わらせたい」という方は、ぜひ一度、経験豊富な通関業者 株式会社LIFへ事前にご相談ください。

最適な輸出入のプランをご提案いたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次