海外との貿易ビジネスを始めるにあたって、避けて通れない最重要ステップが「通関(つうかん)」です。
「手続きが複雑そう」「何をすればいいのか分からない」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
通関の基本的な意味から、輸出入の具体的な流れ、必要書類まで、初めての方にも分かりやすく徹底解説します!
通関とは?
通関とは、貨物を輸出入する際に、税関から正式な許可を得るための一連の手続きのことです。
日本と海外の間でモノを売り買いするとき、どんな貨物でも自由に国境を越えられるわけではありません。
品目や数量、金額などを正しく国(税関)に申告し、法律上の問題がないかチェックを受ける必要があります。この関門をパスして初めて、貨物を国内に引き取ったり、船や飛行機に積んだりすることができます。
- 輸出通関:日本の貨物を海外へ送り出すための手続き
- 輸入通関:海外の貨物を日本国内へ引き取るための手続き
輸出通関の基本フロー
日本の製品を海外に輸出する際の手続きは、大きく分けて以下の4ステップで進みます。
【ステップ1】貨物を保税地域に搬入する
↓
【ステップ2】税関へ輸出申告を行う
↓
【ステップ3】税関による書類審査・貨物検査
↓
【ステップ4】輸出許可(船や飛行機への積み込み)
ステップ1:保税地域への搬入
ステップ2:輸出申告
- 貨物の詳細(品名・数量・価格など)を記載した書類を揃え、税関システム(NACCS)を使って申告します。
ステップ3:審査・検査
- 税関が書類をチェックします。必要に応じて、実際に貨物の中身を確認する「貨物検査」が行われます。
ステップ4:輸出許可
- 問題がなければ税関から「輸出許可書」が発行され、船や飛行機に貨物を積み込めるようになります。
輸入通関の基本フロー
海外から貨物を買い付ける場合は、輸出よりもチェックが厳しくなり、関税等の納税手続きが加わります。
【ステップ1】貨物が日本の港・空港に到着(保税地域へ搬入)
↓
【ステップ2】税関へ輸入申告を行う
↓
【ステップ3】税関による書類審査・貨物検査
↓
【ステップ4】関税・消費税の納付
↓
【ステップ5】輸入許可(貨物の国内引き取り)
ステップ1:保税地域への搬入
- 海外から届いた貨物は、まず空港や港の保税地域に保管されます。
ステップ2:輸入申告
- 仕入書(インボイス)などをもとに、税関へ輸入の申告をします。
ステップ3:審査・検査・他法令の確認
- 偽ブランド品や密輸品などの違法なものがないか厳重に審査されます。
- 食品や植物、医薬品などは、食品衛生法や植物防疫法といった別の法律(他法令)のクリアも必須です。
ステップ4:税金の納付
- 貨物に応じた「関税」と「国内消費税」を計算し、国に納付します。
ステップ5:輸入許可
- 税金の支払いが確認され、審査をパスすると「輸入許可書」が下り、ようやく貨物を自社倉庫などへ配送できるようになります。
通関手続きに必要な主な書類
通関を行うには、貨物の身元を証明するいくつかの重要書類が必要です。主に以下の3つが基本となります
- 仕入書(Invoice / インボイス)
- 価格、数量、品名、取引条件などが記載された、最も重要な売買明細書です。
- 梱包明細書(Packing List / パッキングリスト)
- 貨物がどのように梱包されているか、重量や容積が詳しく書かれた書類です。
- 船荷証券(B/L) / 航空貨物運送状(AWB)
- 運送業者から発行される、貨物の「預かり証」および「運送契約書」です。
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- トラブル回避:法律改正への対応や、スムーズな審査通過をサポートします。
- コスト削減:スムーズな通関により、港での余計な保管料(デマレージ)の発生を防ぎます。
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