「海外から商品を仕入れて、日本で新しくビジネスを始めよう!」
そう思ってワクワクしながら商品を注文したのに、日本の港や空港に届いたところで、手続きがストップしてしまう……。実はこれ、初めて輸入にチャレンジする会社が、一番よくやってしまう大ピンチなんです。
日本の玄関口(税関)で荷物が止まってしまうのには、ハッキリとした理由があります。
原因①:書類の「名前」と「中身」が合っていない
海外から荷物を運ぶときは、人間でいう「パスポート」のような書類(インボイスなど)を一緒に提出します。ここには「何が、何個、いくらで入っているか」が細かく書かれています。
税関の担当者は、この書類をチェックするのですが、ここで以下のようなミスがあるとストップします。
- 書類には「Tシャツ」と書いてあるのに、実際には「パーカー」が入っていた
- 書類には「10個」と書いてあるのに、実際には「12個」入っていた
- 英語の名前がザックリすぎて、何に使う道具なのかよくわからない
対策は?
海外の工場やお店は、書類の書き方が大雑把なことも多いです。発送してもらう前に、「日本の税関は厳しいから、中身と書類が100%ピッタリ合っているか確認してね!」としつこいくらいにお願いしておくのがコツです。
原因②:日本に持ち込んじゃダメな「法律」に引っかかった
日本には、国民の安全や健康を守るために、「こういうものは簡単に日本に入れちゃダメだよ」という厳しい法律がたくさんあります。
「ただの雑貨だから大丈夫」と思って注文したものが、実は法律に引っかかっているケースがとても多いのです。
例えば、こんなものがよく引っかかります。
- 赤ちゃん用のおもちゃ・食器:口に入れる可能性があるものは、食品と同じくらい厳しい検査が必要です。
- 化粧品やシャンプー:日本の成分基準をクリアしているという特別な証明書が必要です。
- キャラクターグッズ:偽物(コピー商品)ではないか、本物の証明を求められることがあります。
対策は?
「安いから」「海外で人気だから」という理由だけで、いきなり大量に買うのはNGです。購入ボタンを押す前に、その商品が日本の法律に引っかからないか、あらかじめ調べるクセをつけましょう。
原因③:そもそも「誰に手続きを頼むか」を決めていなかった
海外から大きな荷物が届いたとき、自分で税関に行って「これ、私が買ったので通してください!」と言うのは、手続きが難しすぎてほぼ不可能です。そのため、普通は「通関業者(つうかんぎょしゃ)」という、手続きのプロに代行をお願いします。
しかし、初めての輸入だと、このプロへの依頼を忘れていることがあります。
荷物が日本に着いているのに、手続きをしてくれる会社が決まっていないため、荷物は倉庫に置かれたまま誰からも連絡がつかず、時間だけが過ぎていってしまうのです。
対策は?
荷物が海外を出発する前に、「日本に着いたら、この通関業者さんにお願いする」という約束を済ませておきましょう。そうすれば、荷物が着いた瞬間にプロがスムーズに手続きを始めてくれます。
困ったら、注文する前に「プロ」に相談しよう!
せっかく仕入れた大切な商品が港や空港で止まってしまうと、倉庫の保管料(ペナルティのようなお金)が毎日どんどん高くなってしまいます。
そうならないための、一番の裏ワザは「海外にお金を払う前に、通関業者に『これ、輸入できますか?』と聞いてみる」ことです。
私たち通関のプロは、みなさんのワクワクするビジネスがトラブルなくスタートできるよう、書類のチェックから法律の確認までしっかりサポートします。「初めての輸入で不安だな…」という方は、ぜひ、お気軽に注文前の段階からご相談ください!



